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コラム

最近の中学事情レポート1(全然解けずまっ青編)

2021.12.10

もうずっと投稿が無かったので、久々に私の近況報告をします。

最近は学習塾と小中学校(行政)がコラボしているみたいです。この両者は、縁遠い
ものだったはずです。学習塾は「教育」産業かと思いますが、これを管轄するのは、
文科省ではありません。正確には、「サービス産業」に分類されるため、
経産省管轄です。
文科省的には「好ましくない存在」としていた学習塾を、20年程前に(やっと)
見解を改め、学校教育との共存の方向に舵を切ったそうです。つい最近知りました。
私に言わせれば、「気づくのが遅すぎだよバカ! 頭悪いの?」と言ったところです。

「私立中学に通わせたい」という親のニーズには、小学校は一切応える能力も
手段も(未だに)ありません。
私立中学の入試を突破するには、学習塾、家庭教師、自力学習くらいしか方法は
考えられません。通常の家庭/お子様では、塾に通う以外は(現実問題として)
ほぼ不可能です。
とりわけ受験算数は、小学校のそれと比較すれば異次元のレベルです。

私は、学生時代に算数/中学数学のバイト講師になりました。
いざ小6受験生の担当になったときは、瞬時にまっ青になりました。まず難しくて
解けません。
必死に時間をかけたら何とかなりましたが、小学生にどう教えるのか疑問でした。
食塩水や鶴亀算の問題があって、連立方程式とかを使っていたからです。
テキストの解説を見ると、「面積図」なるもので解くようですが、よく分かりません。
その本質を理解するまで、数年かかりました。小学校の先生も、見れば確実に
ショックを受けます。教えるどころか、まず解けないはずです。普段は算国理社を
全科教えているかも知れませんが、完全にお手上げです。
学習塾で、中学受験算国を両方教える講師を私は見たことがありません。
そんな訳で、学習塾の存在意義はバカでも分かる社会状況がとっくの昔から
構築されていました。

前置きがかなり長くなってしまいました。
実はここ2年くらいで、(また)中3に数学を教えたいと思い立ちました。
1, 2年の内容はつまらなくて、あまり好きではありません。
でもって、中3までを対象とする学習塾のバイト講師に応募してみました。
かなりのブランクがあったので、過去の公立高校入試問題集を5年分演習して
備えました。塾に行って数学のテストを受けました。大体のところでは、ほぼ満点
かなと思って帰るのですが、結局1個も受かりませんでした。周りはみんな20代くらい
でしたから、私は浮いていました。
塾の教室長ですら大学生? という感じのが出てきたので、私の年齢では…ということかなと。
オマケにアトピーで、すごい顔色をしています。生徒の前には出せないという判断も
ありそうです。そういう中で、家庭教師で有名なあの会社には登録はできたのですが、
ただそれだけでした。

25代 カワハラ(続く)