六段受験記(その1)
2018.05.17
平成29年12月17日に多度津の少林寺拳法本部で六段の特別昇格考試を受験しました。
その様子を記してみようと思いますが、長文になりますので、興味のある方だけお読みください。
(その1) 受験前夜
12月16日(土)、土曜出勤だったが同僚に甘え早退させてもらい、品川15:57発広島行き「のぞみ」でまずは岡山へ向かう。
乗り換えて20:15丸亀着、まっすぐ「一鶴」へ。ここまで来るとどこに少林寺関係者がいるかわからないので、生ビール、おや鳥、おむすび、スープを一度に頼み、一気に食べて21:00には店を出る。
ホテルは素泊りなので、明日の朝食に駅構内のセブンイレブンでサンドイッチ、おにぎり、お茶を買い、徒歩5分ほどでアパホテル到着。
チェックイン時に明日のタクシーを予約。先に乗っていた初老の男性が待ってくれているエレベーターに、
「すいません」
と、お礼を言って乗り込むと同じ5階に泊まっている人で、降りるのも先になったので、
「ありがとうございます」
と言えば、あちらは私の荷物を見て、
「明日は特昇ですね?頑張ってください」
と、優しい言葉をかけていただく。
「ありがとうございます」
もう一度お礼を言って別れたが、風貌からして本部考試員の先生のようだった。
「あの先生が明日の担当試験官に・・・なーんて上手い話はないよな」
と思ったが、なんとなく気持ちの落ち着きを感じながら520号室へ入る。
大浴場と称しているには狭い9階のお風呂に入り、部屋でテレビを見ながら缶ビール1本飲んで22:30にはベッドに入った。
(つづく)
十八代 河原井敦