トーキョーマーのボックス
私の昔からの趣味のひとつにDVD ボックスの収集があります。
ここ何年かは、ブルーレイにシフトしています。
ボックスは、基本的にはドラマ全話、または映画で言えばシリーズ
全作が収録されています。また、初回限定生産分だけに「特典」が
あったりします。特典の内容としては、キーホルダー、ストラップ、
タオル等様々なアイテム類があります。ある医療モノシリーズでは、
ドラマ劇中の院内で、スタッフが首から下げていたID カード(スト
ラップ付き)でした。「特典」と言っても、基本的にはどうでもいい
アイテムばかりです。企画次第ではありますが。
特典がディスクである場合は、メイキングや劇場公開時の舞台挨拶
イベントの模様、テレビCM 等が収められています。これらの映像は、
レンタル等では観られないのが普通で、そういう意味では貴重な
コンテンツです。ファンには垂涎だったりします。
ネットを介するサブスクリプションサービスが普及した現在、
DVD(ブルーレイ) ボックス収集は、時代遅れの趣味となりつつあります。
新品購入すると、ドラマ関係は大体2〜3万円ですが、中古で売る際
には二束三文です。サブスクとは視聴コストが段違いです。
ブルーレイの次世代メディアも、登場することはもうないかも
知れません。ゲーム機もタイトルはダウンロードのみで済ます
ことも可能な時代になりました。
これから先、円盤メディアは廃れる方向です。
これらの周辺事情から考えてみても、撤退一択の趣味です。
前置きが長くなってしまいました。
私が直近で購入したボックスは、劇場版『TOKYO MER 〜走る緊急
救命室〜』です。今年のGW に公開された映画です。
タイトルの読み方ですが、「トーキョー エムイーアール」です。
まず、ドラマ版が2021年夏に放送されて、私は初回からすっかり
魅了されました。ジャンルとしては医療モノですが、ピンチに次ぐ
ピンチの連続と逆転劇、戦隊モノ的な要素も派手に盛られています。
悪く言えば、ご都合展開、荒唐無稽、非現実的、時系列的矛盾、
大活躍するある人物の発言は(よく考えたら)支離滅裂、前言撤回の
オンパレード。一見カッコいいのですが、メンヘラです。
良く言えば、シンプルでとても分かりやすい感動のドラマです。
冒頭から全開のストーリーで、最終的には医療スタッフ全員に
見せ場があり、私はすぐに目頭が熱くなります。
盛り上げるBGM、緊張感と緩和の波状攻撃、小気味良いテンポ感。
最終回まで一気に突っ走るため、中だるみもなく大満足でした。
全話泣けるので、今でも自分一人でしか視聴できません。
劇場版を母親と観に行こうと思いましたが、恥ずかしいので
お誘いを断念したほどのタイトルです。
結局行かずに公開終了となりました。
ドラマは全話録画済ですが、ボックスの購入を検討中です。
今回は、劇場版ボックスの購入を優先しました。決め手は
未観賞という点もありますが、その特典内容でした。
画像にある通りですが、劇中の「ER カー(T01)」を模した紙製ケース
が付属します。ドラマ版と劇場版のボックスを共に収納できます。
まずはこのボックス収納用ボックスを確保したいと思いました。
「豪華版仕様」なので、映画1本のブルーレイでコスト1万円です。
どうでもいい特典として、オリジナルのマスクと劇中のライバルである
横浜MER のER カー(未組立)も入っています。ポストカードも要りません。
昔、DVD のケースは流派が2つありました。結果的には世間(ネット)
での論争を経て、「トールケース」が世に残りました。
もう1つは「ジュエルケース」。これは要はCD ケースのことです。
商品本体がDVD であることを考えれば、そのサイズから
考えてケースはジュエルであるべき、トールは冗長と言えます。
しかし、CD と紛らわしくなるという問題もあってか結局トール
陣営が勝利し、ブルーレイも追従することになりました。
そして新たな流派として「デジパック仕様」もあります。
デジパックは画像参照して頂きたいのですが、一般的には
「豪華で嬉しい」仕様(らしい)です。
アマゾンから商品が届いて、特典類を確認の上ブルーレイの
視聴を開始しました。
やはり劇場版も冒頭5分でいきなりクライマックス感を出して
くる、というアツい展開に泣けました。
購入はしたものの、お薦めとして母親と一緒に視聴するかは
まだ検討中です。
因みに最近行ったのは「ゴジラ-1.0」です。良かったです。
25代 カワハラ