SENSHU UNIVERSITY SHORINJI KEMPORYOKKENKAI

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コラム

私の2021年ラストはこの感じで3

2022.01.09

次の戦いは、「免許の提示」です。折角なので(?)これも(無意味に)
粘ってみようと思い立ちました。言うこと聞くのが癪だからです。
「どうにかこうにか一矢報いてやろう」という敵のその小賢しい
根性が気に入りません。「負け戦」も真摯に潔く受け入れるべきです。

次に出てきた若手K 官が、免許がきちんとあることと、本事案の報告書に
当事者の身元確認で必要だと説明してきます。これも「テストケース」と
してどこまで行けるのか検証しようと(無駄に)腹を決めました。
そもそも、よく考えたら非を認めた側が免許出していません。
ここで見せたら、「負けた」感が出ちゃうと私の内部で早鐘が。

私がテレビやマンガで得た知識の中に「任意」という専門用語があります。
早速相手の顔前10cm からのマックス声量(ついさっきまでディスタンス
とか言ってたんですが…)で任意か否かを(3回)問い掛けたところ、任意との
ご回答を頂けました。私は(また)勝利を確信しました。
(任意なので)拒否をしたのですが、何で「拒否」なのか、何か見せられない
理由でもあるのかと敵も執拗に食い下がります。
(1)とにかく拒否をしたいから。
(2)これで見せたら負けた気がしちゃうから。
(3)確認なら自分でできるから。
(4)拒否した方が面白いから。

となるべく想定外で、極力非建設的な話に持ち込みます。お仕事中か
どうかすらまともには答えません。時間が迫って焦るのを期待している
ようです。
運良くその日の予定は、寿司屋に入る以外にもうありませんでした。
普段なら、時間惜しさに歯噛みする思いでサインを渋々していますが、
ここはその借りをまとめて「お返し」する絶好の機会でした。
一向に時間を全然気にせず、免許を出さない方向で粘りに粘る私。
終いには、「都道府県だけでも」ときましたが、それでは「完全試合
(perfect game)」にはなりません。逆に後一息! の手応えにほくそ笑む私。
同僚があそこまでやられて、「手ブラ」では帰れないのでしょう。
今こそ狡猾さを極限まで高めようと改めて気合を入れ直します。
我ながら(その瞬間だけ)一切の妥協を許さない姿勢に感心しました。
脇で見ていた先輩K 官も見かねてとうとう静止に入りました。
遂に根勝ち(という日本語は知りませんが…)の私。
そして最後に、もういいからこの現場から走り去ってくれと指示してきます。
散々足止めした癖に、そうやって最後は一矢報いた形にしようとする根性が
気に入らない旨を(毅然とした感じで)伝えて、(逆に)先に出るよう指示しました。
どっちが最後に残るか、見送るかという我ながら不毛な争い(最終決戦)が
始まりました。地面に寝転んだりして、あと2〜3時間くらいなら粘れます
アピール。先輩の顔もきっちりと立ててあげません。狡猾なので。
これも数分で決着。PT カーが先に出ることになりました。
「完全勝利」に内心驚きつつも(見えなくなるまで可能な限り)クールな
感じでクルマに寄っ掛かり、腕組んで佇む私。K でも引き退らせることは
可能なんだと立証できました。大体ここまで小一時間。
ついに、兼ねてより念願の「K 官10人に囲まれても免許提示せずに
口八丁で乗り切った漢(オトコ)」の称号を手にしました。

これも現役時代、先輩方に色々と入れて頂いた「気合」の賜物かと
しみじみ考えちゃいました。30年経ってとうとう開花。

これでまた私の中の「K 対応マニュアル」が1ページ増えました。
因みに過去に得た「教訓」の具体例としましては、「交通違反をした
際に、逃亡を図る際には、必ず交通法規を遵守の上で行うこと!」です。
友人に話したところ、「交通法規の遵守については、逃亡の際でなく
普段から行えや!」との補足をされ瞬時に記憶しました。

全てを終えた後は、20m 先の寿司屋に入ろうと思っていましたが、
断念して帰宅しました。そこまでの太々しさを発揮する元気は
もう残っていませんでした…
流石に本年末こそは、平穏にトラブルなく平和に過ごす予定です。

25代 カワハラ(完結)