SENSHU UNIVERSITY SHORINJI KEMPO OB/OGRYOKKENKAI

専修大学体育会
少林寺拳法部OB/OG会
緑拳会

緑拳会専用ページお問い合わせ

コラム

(過去の)栄光の軌跡

2020.12.27

先日、家の掃除をしていたら意外なモノを発掘しました。
私の中学時代(30年以上前!)の試験成績票です。

算数、数学が得意で、とりわけ高校時代の(机上の)英語の
実力については、自分こそが学年トップと自負していました。

さて、自慢にはなりますが解説してみます。
英語については、満点寸前の得点もそうですが注目は偏差値
の方です。60あればもうすごいので、70手前はかなりの突出振り。
余談ですが、世の中には偏差値80以上という数字が実在するらしいです。
平均点が異様に低くなってしまうようなテストにおいて、自分だけ
満点を取れば理論上は出せる気がします。
ただしテストが難しすぎるのは設計失敗と言えるでしょう。
20年くらい前にそういう中学生の存在を耳にしたことがあります。
これはもはや異次元のレベル。先生すら越えています。

英・数・国の主要3科目の順位は、全体200人超の中で
「神7入り」を果たしました。これが5科だと弱くなります。
400点未満でよくこんな順位に行けたなと思います。
私は昔から理・社が大嫌いでした。中でも地理に至っては、
これほどの退屈な科目をなぜ勉強しなきゃいけないのかと
いつもストレスに感じていました。
何処で大雨が降ろうが、オレンジがヤマ程採れようが興味を
持ったことは一度もありません。
神奈川県が東京の左側にあることも先月覚えました。
それまでは、(多分)東京の右下かな?とかのイメージでした。
「アフリカ」が国名でないと知ったのは30歳越えてからです。

国語もここではいい感じですが、どちらかというと嫌な科目
でした。入試のときとかは、随筆がとにかく意味不明で苦痛でした。
本当に同じ日本人が書いたのか?というくらい意味が取れません。
随筆書いてる奴は、同じモノ書きとしてエンタテイメント系小説家
を見習え!と今でも思っています。そもそも、普段随筆とか読んでる
奴なんているの?と思います。需要なし。

この成績データを見たとき、「え、俺って昔こんなにできたの?」と
自分にビックリしました。しかも受験を意識している中3の時期です。
小中高一緒で、今も会う唯一の友人に慌てて Line で画像を送りました。
「オマエ、明日から俺を呼ぶときはサンつけて敬語で話せよ?」
とクギも刺しました。

学校内で間違いなくトップグループにいるように見えますが、当時の
私にはそんな実感はありませんでした。内申としては、結構平凡な
数値でした。態度悪かった訳ではないですが、通知表は普通より
若干良いくらい?の感じでした。

都立高校は結局、当時中堅の文京高校に(ギリギリで)入学しました。
偏差値だけならトップグループ狙えると思っていたんですが…
大学入試では、当時武器にはならないと自覚していた国語を回避、
英・数・(書いたこともない)小論文で狙えるところを探しました。
所謂一芸入試になるのでしょうか。
最大限小賢しさを発揮した受験の結果、唯一現役合格できたのが
専大でした。落ちていれば、そこから就職活動の予定でした。

結構な好成績を叩き出していた私ですが、特にトップ校を狙える
訳でもなく高校、大学とも超薄氷を踏む思い(つまりマグレ)での
合格でした。

こうして振り返ると、私は中3で人生のピークアウトをしていたのかな…
という結論に達してしまいました。
自慢するつもりが何か哀しい感じになってしまいました。良いお年を。
25代 カワハラ