2020/11 に起こったこと2
まずは、用語の説明です。
●OC(オーバークロック)
パソコンの心臓部は、CPU ですが、PCでもMac でも購入したら
早速分解したがる人種がいます(マニア)。
この CPU の処理能力を示す数値が「周波数」です。処理速度です。
現在の CPU ですと、定格3Ghz(ギガヘルツ)くらいで出荷されます。
このCPU にある「ジャンパーピン」を調整することで、倍率の
変更を行い、3.6Ghz に設定することが可能です。
無事に動けば、20% の性能向上です。個体にもよりますが、
あまりアップし過ぎると負荷に耐えられなくなります。
熱暴走して正常処理をできず、故障することもあります。
少なくとも、CPU の寿命は縮める危険な行為です。
この OC をして、悦に入る「マニア」は30年前からいました。
当然ながら、「自己責任」です。
●フリーズ
パソコンを操作していて、画面が固まってしまう現象は
昔ですとよくありました。ソフトのエラー等によってOS を
巻き添えにして落ちてしまうと、もう電源オフ(再起動)しか
ありませんでした。
Mac で言うと、「OS9」時代は結構ありました。「MacOS X」が
登場すると、メモリ管理の仕組み(設計)を一新することで、
ソフトが落ちても OS は高確率で助かるようになりました。
単純にソフトが終了するだけで、再起動はほぼ不要になりました。
もう20年くらい経つかと思いますが、当時「モダンOS」という
ワードが登場しました。
因みに、Windows はどこからモダンOS になったのでしょうか?
私は知らないです。(まるっきり)興味ないので。
もちろん、iPad, iPhone もパソコンみたいなモノですから、
フリーズは起こりえますが、よほどのことがない限り、この
現象は滅多に見ない時代になっています。
あるとすれば、初期不良とか真夏の直射日光のような極端な
環境下にあるときくらいでしょう。
もちろんゲーム機も同様です。商業作品でフリーズに遭遇した
という記憶はないです。
真面目にテストしてから出荷しているのではないでしょうか。
●家庭用ゲーム機のダウンサイジング
任天堂の「スイッチ」は、屋外での携帯機としての利用もあるため、
コンパクトです。PS2~4 もPCよりはコンパクトであり、常にスリム
化を図ってきました。
●ソニータイマー
ソニー製品は、購入してから366日という絶妙の
タイミングで壊れるように作られているという
都市伝説的な話題です。
つまり1年間の保証期間中(だけ)は正常に動作する
という訳です。究極的に効率よく修理代金を稼ぐと
いうビジネスモデル(?)を揶揄した言葉。
—
PS5 は、正式発表される前から世界中のゲーマーが期待
していました。おそらくその人数は億の単位を(軽く)超えて
います。そしてその価格がどうなるのか注目の的でした。
そのスペック(仕様)は、非常に素晴らしく、ゲーミングパソコン
で同程度のものを構成しようとすると、20万円かかると言われて
いました。パソコン(多用途)とゲーム専用機を単純には比較
できませんが、PS5の定価が5.5万円と発表されたときは、狂喜
乱舞でした。驚異的なコストパフォーマンスです。
当然ながら、ソニーとしては本体(だけ)が山ほど売れても、
それだけなら完全に赤字 death !
ソフト(ゲーム)をたくさん買ってもらって、そこで利益を出す
というのがゲームビジネスの基本(=逆鞘のビジネスモデル)です。
ソニーに限らず、任天堂とかでもだいぶ以前から同様です。
PS5 は誰もが発売日に速攻でゲットしたいと思います。
かなりの争奪戦です。加えて今年は、コロナ禍という逆境が
初回出荷量に影響することは素人目にも明らかでした。
iPhone まで行かないまでも、かなりの数の準備が、暗黙の
うちに期待(要求)されていました。
そして、そのPS5 本体デザインが発表されました。
それは近未来感にあふれていました。しかし…(次回に続く)
25代 カワハラ